フォロワーを“ファン”に変えるには、ちょっとしたコツがあります。
農業のリアルな日常を発信しながら、応援される農家になる方法を解説。
投稿ネタ、写真・文章のコツ、継続の考え方まで、未経験農家の視点でお伝えします。
前回の記事では、「SNSで選ばれる農家になる方法」を紹介しました。
今回はその最終章として、どうすれば“応援される発信”を続けられるかをテーマにお話しします。
SNSは発信すればすぐに結果が出るわけではありません。
けれど、日々の投稿を通して「共感」や「信頼」が少しずつ積み重なり、
それがやがて“ファン”を生み出します。
◆ ファンは「共感」から生まれる
ファンを作るために特別なテクニックは必要ありません。
一番大切なのは、自分の想いを自分の言葉で伝えることです。
たとえば、
- 「今年の田植えは天気との勝負でした」
- 「草刈りが終わった瞬間、夕日がきれいで報われた気がしました」
- 「失敗もあるけど、土に触れている時間が一番好きです」
こうした“正直な気持ち”が、見る人の心を動かします。
完璧である必要はなく、むしろ等身大の姿に共感が生まれるのです。
◆ 投稿ネタは「日常+気づき」で十分
「何を投稿すればいいか分からない」という声をよく聞きますが、
農家の日常には、実は発信のタネがたくさんあります。
投稿ネタの例:
- 🌱 今日の田んぼの様子(天気・生育状況)
- 🚜 作業風景(田植え、草刈り、収穫など)
- 🌾 農具や機械の紹介・使い方
- 🐸 田んぼで見かけた生き物たち
- ☀️ 季節の変化(朝霧・夕焼け・稲の色)
- 💭 農業をしていて感じたこと・学び
つまり、「今日は〇〇をした」「そのときこう感じた」を積み重ねるだけで、
あなたの農業ストーリーができていきます。
◆ 写真は“伝えたい気持ち”を意識する
ファンを増やすための写真は、技術よりも“気持ち”が大事です。
・稲の緑がきれいだと思ったら、なるべくその色を残す
・夕暮れの光がきれいだったら、その温かさを写真に閉じ込める
・誰かに見せたいと思える瞬間を撮る
例えばこの一枚の写真。

‟この写真は、田んぼをトラクターで耕した後に撮った写真ですが、 よく見てみると虹が掛かってます! きっと草ボーボーだった田んぼが復活していくのを見て祖母が喜んでいるんだと思い、「これから頑張るぞ!」と気合いが入りました。”
こうして撮った1枚には、あなたの想いが写ります。
見る人はその想いを感じ取り、投稿に「いいね」やコメントを返してくれるのです。
◆ 文章には「背景」と「感情」を添える
たとえば、
「今日は田んぼの草取りでした。」
だけよりも、
「今日は田んぼの草取り。暑さとの戦いでしたが、水面に映る青空を見ながら“やっぱりこの仕事が好きだな”と思いました。」
と書くと、同じ内容でも“情景と気持ち”が伝わります。
文章が上手でなくても大丈夫。
大切なのは、自分の言葉で自分の気持ちを残すことです。
◆ 継続のコツは「無理をしない発信」
毎日投稿しようと頑張りすぎると、必ずどこかで疲れてしまいます。
だからこそ、**“できる範囲で続ける”**のが一番。
たとえば、
- 週に2〜3回、まとめて投稿する
- 作業中に撮った写真をストックしておく
- 思いついた言葉をメモしておいて、後で投稿する
発信は「義務」ではなく「記録」。
気楽に続けるほど、自然体の発信が増え、それがファンの心に届きます。
◆ ファンとの関係は“育てる”もの
SNSのフォロワーは数字ではなく、人との関係です。
コメントをくれた人に丁寧に返す、
感想をもらったら「ありがとう」と伝える、
その積み重ねが“応援したくなる農家”を作ります。
ファンは一夜で増えるものではありませんが、
一人一人とのつながりがやがて大きな信頼になっていきます。
◆ SNSが農家の未来を変える
SNSを続けていると、
「買いたい」だけでなく、「会ってみたい」「田んぼを見てみたい」と言われることがあります。
それはもう、商品を超えた“つながり”の証。
SNS発信は、お米を売るためだけでなく、人と人をつなぐ架け橋なのだと思います。
◆ まとめ
- ファンは「共感」から生まれる
- 投稿は「日常+気づき」で十分
- 写真は“想い”を写す
- 続けるコツは「無理をしない」こと
- 一人一人の関係を大切に
SNSでの発信は、数字ではなく“人とのつながり”。
そして、そのつながりこそが、これからの農家の力になります。


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