結論:一番キツいのは「田植え後〜収穫前」、しかも理由は作業じゃない
米農家1年目で一番キツい時期は、
**田植えが終わってから収穫までの“何も返ってこない期間”**です。
体力的に一番キツいのは田植えや稲刈りですが、
精神的・金銭的に一番削られるのは、
- 毎日田んぼを見に行く
- 手間は増える
- でも収入は一切ない
- 失敗の不安だけが積み上がる
この時期です。
前提:米農家1年目は「不安が見える化される年」
米作りは1年1作。
つまり失敗してもやり直しがきかないという特徴があります。
1年目は特に、
- 経験がない
- 比較対象がない
- 正解が分からない
この状態で季節がどんどん進みます。
そのため、作業そのものよりも
「この判断で合ってるのか?」という不安が最大の敵になります。
米農家1年目の「キツさ」を時期別に整理
| 時期 | キツさの種類 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 準備期(冬〜春) | 金銭・不安 | 初期費用・段取りが不明 |
| 田植え期 | 体力 | 作業が集中・慣れない |
| 田植え後〜夏 | 精神 | 毎日不安・成果が見えない |
| 出穂〜収穫前 | 精神+金銭 | 台風・病害リスク |
| 収穫期 | 体力 | 作業量MAX |
| 収穫後 | 安堵 | やっと結果が出る |
なぜ「田植え後〜収穫前」が一番キツいのか
① お金が一切入らない期間が長すぎる
米農家は収穫するまで収入ゼロです。
- 苗代
- 肥料
- 農薬
- 機械費
- 乾燥調製費
お金はどんどん出ていくのに、
通帳には何も増えません。
特に会社員や副業で始めた人ほど、
「これ、本当に回収できるのか?」という感覚に襲われます。
② 毎日“正解が分からない判断”を迫られる
- 追肥は今でいいのか
- 病気っぽいけど様子見でいい?
- 雑草は許容範囲?
正解が分からないまま、
毎日が選択の連続です。
しかも誰かが答えを出してくれるわけでもなく、
失敗が分かるのは数か月後。
これがメンタルを静かに削ります。
③ 天候リスクがコントロール不能
- 長雨
- 高温
- 台風
どれも自分ではどうにもなりません。
「ここまでやってきたのに、
天気ひとつで終わるかもしれない」
この無力感は、1年目ほど強く感じます。
実は「田植え・稲刈り」はそこまでキツくない理由
意外に思われますが、
- 田植え
- 稲刈り
は終わりが見えている分、耐えられます。
- 今日はここまで
- あと〇日で終わる
ゴールがある作業は、
体力的にきつくても精神的には楽です。
一方、夏の管理期間は
終わりが見えません。
1年目のキツさを軽くする考え方
① 「完璧な出来」を目指さない
1年目から100点は無理です。
- 7割できていればOK
- 収穫できれば成功
このくらいの感覚でいないと、
自分で自分を追い詰めます。
② 不安=経験値が増えている証拠
不安になるのは、
ちゃんと考えている証拠でもあります。
- 何も考えない → 成長しない
- 悩む → 次に活きる
1年目は「収量」より
経験を刈り取る年です。
③ 「一番キツい時期は決まっている」と知るだけで楽になる
この記事で伝えたい一番のポイントはこれです。
キツい時期は、必ず来て、必ず過ぎる
今がその時期だと分かっていれば、
「自分だけじゃない」と思えます。
まとめ:米農家1年目でキツいのは「成果が見えない時間」
- 一番キツいのは田植え後〜収穫前
- 理由は体力より「不安」と「お金」
- 1年目は結果より経験を積む年
米作りは、
静かにメンタルを削る作物です。
でもその分、
収穫できたときの安心感はかなり大きい。
これを知った上で始めるかどうか。
それだけでも、1年目のしんどさは大きく変わります。

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