小規模米農家は何反から黒字になるのか?初心者向けに数字で解説

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はじめに|「米農家は儲からない」は本当?

「米農家は儲からない」「赤字になるのが当たり前」
こうした声をよく見かけますが、実際は規模とやり方次第です。

この記事では、
これから米づくりを始める初心者・小規模農家の視点で、

  • 何反から黒字になるのか
  • どこで赤字・黒字が分かれるのか
  • 規模別のリアルな収支イメージ

を、シンプルな数字で解説します。


前提条件|今回の試算ルール

まずは条件をそろえます。

  • 1反=約1,000㎡
  • 反収:17俵(1俵=30kg)
  • 米価格:1俵15,000円
  • 売上:255,000円/反
  • 経費:75,000〜85,000円/反
  • 作業は基本的に自分(家族)で実施
  • 機械は所有せず、委託・共同利用中心

※あくまで「初心者が現実的に狙えるライン」です。


まず結論|黒字になるのは「〇反以上」

結論から言うと、

👉 3反あたりから黒字化が見えてくる
👉 5反以上で「やってよかった」と感じやすい

というのが、かなり現実的なラインです。

なぜそうなるのか、次で詳しく見ていきます。


規模別|売上・経費・利益の目安

規模別収支シミュレーション表

作付面積売上経費利益
1反255,000円85,000円170,000円
2反510,000円170,000円340,000円
3反765,000円250,000円515,000円
5反1,275,000円400,000円875,000円
10反2,550,000円750,000円1,800,000円

※経費は規模が大きくなるほど1反あたりはやや下がる想定


1反・2反が「黒字でもキツい」理由

数字だけ見ると、1反でも利益は出ています。
しかし、問題はここです。

  • 機械の段取りが同じ
  • 草刈り・水管理の手間はほぼ変わらない
  • 移動・準備時間がかかる

つまり、

👉 労力の割に利益が少ない

のが1〜2反です。

「黒字=楽しい」ではない、という現実があります。


3反で見えてくる「黒字の実感」

3反になると、

  • 作業に慣れてくる
  • 段取り効率が上がる
  • 収入としてのまとまりが出る

年間50万円前後の利益が見えるため、

👉 副業・兼業として成立し始める

ラインになります。


5反以上は「趣味→仕事」に変わる

5反を超えると、

  • 利益が80〜90万円規模
  • 作業計画を立てる意味が出る
  • 販売方法(直販)を考え始められる

このあたりから、

👉 「ちゃんと農業をやっている感覚」

が強くなります。


黒字を左右する最大の分かれ道

小規模米農家で最も重要なのは、

❌ 機械を最初からフルで揃える

  • トラクター
  • 田植え機
  • コンバイン

これをやると、一気に赤字化します。

⭕ 委託・共同利用を徹底する

  • 収穫・乾燥は外注
  • 機械は借りる
  • 初期投資を極限まで抑える

これだけで、
黒字ラインは1〜2反分ズレます。


「何反から始めるべきか?」の答え

目的別にまとめると、こうなります。

目的おすすめ規模
お試し・体験1〜2反
副業として黒字3〜5反
収入の柱にする7〜10反以上

初心者なら、
👉 最初は3反前後からが一番バランスがいいです。


小規模でも黒字を伸ばす人の共通点

黒字化している人は、共通してこう考えています。

  • 「まずは赤字にならない」
  • 「売上より固定費を減らす」
  • 「最初から欲張らない」

規模を一気に広げるより、
黒字を確認してから増やす方が、結果的に成功しやすいです。


まとめ|黒字ラインを知るだけで失敗は減る

最後にポイントを整理します。

  • 小規模米農家の黒字目安は3反以上
  • 5反を超えると収入として実感しやすい
  • 赤字最大の原因は「機械の買いすぎ」
  • 初心者は委託・小さく始めるが正解

「米農家は儲からない」ではなく、
👉 **「やり方を間違えると儲からない」**が正解です。

にじいろ商店

こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。

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