こんにちは!
このブログ「農業知識0から米農家へ」は、まったくの未経験から米農家を目指す私の記録です。
これから書いていくのは、華やかでもスマートでもない、泥くさいリアルな挑戦の話。
「農業、ちょっと気になるな」と思っている誰かに、少しでも参考になれば嬉しいです。
◆ 農業なんて一生縁がないと思っていた
正直、数年前の私は「農業?自分には無理無理!」と思っていました。
今までは土木関係の仕事をしてましたが、それだけでも精一杯。
田んぼといえば、子どもの頃に祖母の家で遊んだ記憶があるくらいでした。
そんな私が農業に興味を持ち始めたきっかけは、**ニュースで見た「農業人口の減少」**でした。 米農家の平均年齢70歳…。
「あと10年もすれば、農家が激減するかもしれない」という言葉がやけに心に引っかかりました。
そのときふと頭に浮かんだのが、祖母が残してくれた4反ほどの田んぼ。
今は草が生えて荒れかけているけれど、子どもの頃に祖母と一緒に稲を見に行ったあの田んぼ。
「このまま無くしてしまうのはもったいない」と感じました。
◆ はじめの一歩は「田んぼを見に行くこと」だった
ある休日、思い立って祖母の田んぼを見に行きました。
雑草に覆われ、用水路も詰まりかけていて、正直「こりゃ無理だな」と思いました。
でも、風に揺れる田んぼの匂いを嗅いだ瞬間、心の奥で何かが動いたんです。
「この景色をもう一度、田植えの時期のあの緑に戻したい」と。
そこから、地元のJAや役所に行くでもなく、まずは隣の田んぼのおじさんに声をかけることにしました。
「この田んぼ、やってみたいんですけど…どうすればいいですかね?」と恐る恐る話しかけると、
おじさんはニッコリ笑って、「おぉ、やる気あるなら教えてやるよ!」と即答。
そこから私の“米づくり修行”が始まりました。 「若い人が農業に関心を持ってくれるのは嬉しい」と言ってもらえて、それが大きな励みになりました。
◆ 今年は準備期間。来年2反から挑戦!
祖母の田んぼは4反ほどありますが、いきなり全部は無理。
機械も経験もないので、まずは**来年から2反(約600坪)**を試しに作ってみることにしました。
今年はそのための準備期間。
土地の整備や水路の掃除、周囲との調整、機械の借り方など、
一つひとつが初めてのことばかりで、まるで“田んぼのリハーサル”をしているような日々です。
トラクターの使い方も、おじさんに横で教わりながら練習中。
効率よりも、まずは田んぼの感覚を身体で覚える。
今はその段階です。
◆ これから挑戦する人へ
もしあなたも「実家に田んぼや畑があるけど、どうすればいいかわからない」と思っているなら、
まずは見に行くことから始めてみてほしいです。
現状を知るだけでも、何かが変わります。
そして、思ったよりも多くの人が、農業を応援してくれます。 分からなくて当たり前。
「失敗も経験だ」と笑って教えてくれる人が、必ずいます。
◆ おわりに
私はまだ“米農家見習い”の段階ですが、少しずつ田んぼが息を吹き返していくのを見るのが楽しくて仕方ありません。
毎日が失敗と学びの連続ですが、田んぼに立つと、
「人も自然の一部なんだな」と感じられる瞬間があります。
このブログでは、そんな日々の学びや失敗を、包み隠さず書いていきます。
次回は、「農業を始めようとして感じた理想と現実のギャップ」についてお話しします。
どうぞお楽しみに!
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