「農家にSNSは必要ない」と思っていませんか?
今は“誰が作ったか”で選ばれる時代。
JA出荷だけでは伝わらない“人”の魅力を、SNS発信で届けることでファンが増え、販路も広がります。
未経験から米づくりを始めた筆者が感じた、農家にこそSNSが大切な理由をお伝えします。
農業という仕事は「モノづくり」であり、「人とのつながり」でもあります。
昔は口コミや地域の信用で成り立っていましたが、今はSNSを通して遠くの人とも直接つながれる時代。
だからこそ、農家こそ発信する価値があると感じています。
ここでは、未経験から米づくりを始めようとしている私自身の目線で、SNS発信の大切さについてお話します。
◆ 農家が発信する時代になった
一昔前まで、農家といえば「作る人」。
販売や広報はJAや業者に任せるのが当たり前でした。
でも今は、消費者が**「誰が、どんな想いで作ったか」**を重視する時代。
同じお米でも、「この農家さんから買いたい」と思ってもらえるかどうかが、売上を左右します。
SNSは、その“想い”を伝える一番の手段。
農業は決して派手な仕事ではありませんが、
泥だらけの手や、季節ごとに変わる田んぼの景色は、
都会の人たちにとってはとても魅力的なんです。
◆ JA出荷だけでは届かない「個人の魅力」
たとえば、JA出荷だと米袋に生産者の名前すら載らないことがあります。
品質で勝負するのはもちろん大事ですが、
今の時代は「人」がブランドになります。
SNSで自分の顔や想い、日々の作業を見せることで、
お客さんは「この人が作ったお米なら安心」と思えるようになる。
それが、“選ばれる農家”への第一歩です。
◆ SNSは“売り込み”ではなく“共有”
「発信」と聞くと、「営業っぽくて苦手」と感じる方も多いかもしれません。
でも実際は、商品の宣伝よりも日常の共有が大事です。
たとえば——
- 苗の成長を写真で投稿する
- 作業の合間に見た夕日の写真を載せる
- トラクターがぬかるみにハマった話を笑いに変える
こうした日常の一コマが、見る人にとっては“リアルな農業”を感じられる瞬間になります。
結果的にそれが信頼や応援につながり、購入という行動に変わっていくのです。
◆ SNSがもたらす「つながり」の力」
実際に私も、X(旧Twitter)で米農家さんをフォローして学ぶことが増えました。
見ず知らずの農家同士でも、「うちも今日田植えでした」「今年の草の伸び方すごいですよね」といった会話が生まれます。
農家にとってSNSは、情報交換の場であり、励まし合う場でもあります。
孤独になりがちな個人農家だからこそ、
発信することで誰かとつながり、気づけば学びにもなる。
それがSNSの一番の魅力だと思います。
◆ SNS発信で広がる可能性
SNSでの発信は、ただの趣味ではありません。
やがてそれが販路やブランドに直結します。
発信を続けていくうちに、
「このお米、どこで買えますか?」
「毎年お願いしたいです」
というメッセージが届くようになる農家さんも多いです。
つまりSNSは、自分のファンを育てる場所。
それは、これからの農業経営にとって欠かせない力です。
◆ まとめ
農業は「黙々と作る」だけでなく、
「伝える」「つながる」ことで価値が生まれる時代になりました。
SNS発信は、農家の新しい武器。
自分の想いを言葉や写真で残すことが、
誰かの食卓に届く最初の一歩になるのだと思います。


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