結論:小規模でも「将来も続けるなら青色申告一択」
結論から言うと、
米づくりを1年でやめるつもりがないなら、最初から青色申告にしておくべきです。
理由はシンプルで、
- 節税効果が大きい
- 途中から切り替える方が面倒
- 経営状況が数字で見える
からです。
「小規模だから白色でいい」という意見もありますが、
1反・2反レベルでも青色のメリットは十分あります。
前提:青色申告と白色申告の違い
まずは最低限の前提を整理します。
- 白色申告
→ 簡単、帳簿がラク、控除なし - 青色申告
→ 少し手間、帳簿が必要、控除あり
つまり
👉「楽さ」を取るか
👉「お金(節税)」を取るか
の違いです。
青色申告と白色申告の違い【比較表】
| 項目 | 白色申告 | 青色申告 |
|---|---|---|
| 特別控除 | なし | 最大65万円 |
| 帳簿 | 簡易でOK | 複式簿記が必要 |
| 赤字の繰越 | 不可 | 3年間可能 |
| 家族への給料 | 原則不可 | 青色事業専従者給与OK |
| 申請 | 不要 | 事前申請が必要 |
| 向いている人 | 1年だけ試す人 | 継続前提の人 |
米農家が青色申告にする最大のメリット
① 最大65万円の控除は小規模でも強力
仮に、あなたが
- 利益:17万円/反
- 3反作付け → 利益51万円
だった場合、
青色申告なら控除内に収まる可能性があります。
つまり、
👉 所得税・住民税がほぼゼロになるケースも普通にあります。
② 赤字を3年間繰り越せる
1年目は
- 機械
- 資材
- 予想外の出費
で赤字になることも珍しくありません。
青色申告なら
その赤字を翌年以降に持ち越して相殺できます。
これは、
「最初は赤字になりやすい米農家」にとってかなり重要です。
③ 家族に給料を払える
例えば、
- 田植え
- 稲刈り
- 草刈り
を家族に手伝ってもらう場合、
青色申告なら給料として経費計上できます。
小規模農家ほど、
このメリットは地味に効いてきます。
白色申告を選んでもいいケース
正直に言うと、白色が向いている人もいます。
- 今年1年だけ試しにやってみたい
- 規模は1反以下
- 数字管理が本当に苦手
- 来年続けるか未定
この場合は
無理に青色にしなくてもOKです。
ただし、
「来年もやるかも…」と思った瞬間に、
青色の準備を始めた方がいいです。
米農家初心者が青色申告でつまずくポイント
よくある勘違い
- 「簿記がめちゃくちゃ難しい」
- 「税理士が必須」
実際は、
会計ソフトを使えばほぼ入力作業だけです。
- 弥生
- freee
- マネーフォワード
このあたりを使えば、
初心者でも十分対応できます。
途中から青色に変えるのはアリ?
結論:できるけど面倒です。
- 申請期限あり
- 帳簿の付け方が変わる
- 過去分は適用不可
なので、
最初から青色で始めた方がラクです。
まとめ:米農家1年目でも青色申告を選ぶべき理由
最後にまとめます。
- 小規模米農家でも青色申告の節税効果は大きい
- 1年目の赤字対策としても有効
- 将来続けるなら途中変更は非効率
- 会計ソフトを使えばハードルは高くない
👉 「米づくりを続ける前提」なら、最初から青色申告がおすすめ


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