米農家はなぜ「思ったより儲からない」と感じるのか?小規模米農家が数字で見た理想と現実のギャップ

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結論:米農家が「思ったより儲からない」と感じる原因は、赤字ではなく「期待値が高すぎる」ことにある

数字だけ見ると黒字でも、
・労力
・時間
・お金の入るタイミング
・他の仕事との比較
この4つを同時に考えると、体感的に「割に合わない」と感じやすい。


前提条件(今回の想定)

  • 小規模米農家(2反〜5反想定)
  • 1反=約1,000㎡
  • 収量:17俵/反
  • 販売価格:15,000円/俵
  • 売上:255,000円/反
  • 経費:75,000〜85,000円/反

※これまでの記事と同じ条件で整理する。


理想と現実のギャップを数字で整理

項目理想現実
売上作れば安定して入る入金は年1回に集中
利益1反17〜18万円実感は少ない
作業週末作業だけ繁忙期は平日対応
時給高そう時給換算で現実を見る
生活農業収入で余裕生活費とは別枠

ギャップ① 黒字なのに「お金が増えた感じがしない」

1反あたり17〜18万円の利益が出ても、
実際にお金が入るのは秋〜冬にかけて一気に

  • 春〜夏:支出ばかり
  • 秋:売上発生
  • 冬:精算

この流れのせいで、
1年トータル黒字でも体感はずっと金欠になりやすい。


ギャップ② 作業時間を「なかったこと」にしてしまう

多くの初心者がやりがちなのが、

  • 田植え
  • 草刈り
  • 水管理
  • 見回り
  • 乾燥・調整立ち会い

これらを「ついで作業」としてカウントしないこと。

実際は1反あたり50〜70時間程度かかり、
時給換算すると「あれ?」となる。


ギャップ③ 他の仕事と無意識に比較してしまう

農業は、

  • 収入が年1回
  • 天候リスクあり
  • 肉体労働

一方、会社員や副業は、

  • 毎月給料
  • 時間=お金
  • 成果が見えやすい

同じ「17万円」でも、
得られるまでのプロセスが重すぎると感じやすい。


ギャップ④ 規模が小さいほど「割に合わなさ」が強く出る

2反・3反規模では、

  • 機械費
  • 移動
  • 段取り

面積に関係なく発生 する。

結果として、
「利益は出ているのに効率が悪い」という印象になる。


それでも米農家を続ける人が多い理由

  • 自分で作った米を食べられる
  • 生活の一部になる
  • 規模拡大や直販で伸ばせる余地がある

「今は儲からない」=「一生儲からない」ではない。


まとめ

  • 米農家は赤字だから儲からないわけではない
  • 期待値・時間・入金タイミングのズレが原因
  • 数字を把握すると「冷静に判断」できる
  • 小規模こそ現実を知った上で続けるか決めるべき
にじいろ商店

こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。

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