米農家はどこで失敗が確定するのか?

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結論:米農家の失敗は「技術」より「判断」で決まる

米農家が撤退する理由は、
病気でも、台風でも、収量でもありません。

多くの場合、
「その判断をした時点で、ほぼ負けが確定している」
という共通点があります。

しかもそれは、
始める前 or 1年目でやりがちな判断ばかりです。


前提:失敗する米農家は、実はかなり似た行動を取る

周りを見ても、話を聞いても、

  • 撤退した人
  • 続いている人

この2者の差は、
努力量ではなく、最初の考え方にあります。

米作りは1年1作。
間違った判断をすると、
修正する前に1年が終わります。


米農家が撤退する5つの確定パターン

パターン失敗が確定する理由
① 最初からフル装備回収不能
② 収量100点を狙うメンタル崩壊
③ 規模だけ追う時間が死ぬ
④ 売り先を後回し価格が決まらない
⑤ 孤立する判断精度が落ちる

① 最初から機械・設備をフルで揃える

これは撤退率が一番高いパターンです。

  • トラクター購入
  • 田植機購入
  • 乾燥機・倉庫整備

「長くやるつもりだから」
「どうせ必要になるから」

この考え方、かなり危険です。

なぜ失敗が確定するのか

  • 利益が出る前に借金が固定化
  • 小規模だと回収に10年以上かかる
  • 辞めたくなっても引けない

設備は「続けられると分かってから」で十分です。


② 1年目から収量100点を狙いに行く

初心者ほど、
完璧な稲を作ろうとします。

  • 肥料を入れすぎる
  • 農薬を気にしすぎる
  • 毎日田んぼを見に行く

結果、どうなるか。

失敗の流れ

  • 思い通りにいかない
  • 他人の田んぼと比べる
  • 自信を失う
  • 「向いてない」と思う

米農家の撤退理由で一番多いのは
技術不足ではなく、心が折れることです。


③ 規模を広げれば儲かると思っている

「2反じゃ意味ない」
「10反くらいやらないと」

これもよくある誤解です。

なぜ詰むのか

  • 作業時間が一気に増える
  • 副業・会社員だと回らない
  • 収入増より疲労が勝つ

結果、
生活が壊れて辞めるパターン。

規模拡大は、
「余裕が出てから」やるものです。


④ 売り先を決めずに作り始める

これは地味ですが、
あとから効いてくる失敗です。

  • とりあえずJA
  • 取れたら考える

この時点で、
価格の主導権はありません。

よくある結末

  • 思ったより安い
  • 経費を引いたら残らない
  • モチベーションが消える

売り先は、
最低でも「想定価格」だけは
始める前に考えておくべきです。


⑤ 誰にも相談せずに一人でやる

一番静かに、確実に詰むのがこれです。

  • 聞ける人がいない
  • 判断を全部自分で背負う
  • ミスを修正できない

米作りは
判断の連続ゲームです。

孤立すると、

  • 判断が遅れる
  • 不安が増える
  • 辞める理由が溜まる

続いている人ほど、
意外と「人に頼っています」。


撤退しない米農家がやっている共通点

逆に、続いている人はこう考えています。

  • 1年目は赤字でもOK
  • 設備は極力持たない
  • 収量より継続を優先
  • 判断を一人で抱えない

「続けること」自体を目標にしている
これが最大の違いです。


まとめ:失敗は予測できるし、避けられる

  • 米農家の失敗は突然起きない
  • 多くは「その判断」で決まる
  • 始める前に知っていれば回避可能

米作りは、
向き不向きよりも
設計ミスで辞める人が多い農業です。

だからこそ、
始める前に「撤退パターン」を知っておくことが、
一番のリスクヘッジになります。

にじいろ商店

こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。

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