結論:米づくりに「必要・関連」していれば経費になる
結論から言うと、
米づくりに必要、または明確に関連している支出は経費にできる
これが基本ルールです。
逆に言うと、
- プライベート色が強い
- 農業との関係が説明できない
この2つに当てはまると、経費にしづらくなります。
初心者が悩むのは、
「グレーな支出をどこまでOKと考えていいか」
なので、この記事では具体例ベースで整理します。
前提:経費にできるかの判断基準はこの3つ
迷ったら、次の3点で考えます。
- 米づくりに必要か
- 農業収入を得るために使っているか
- 説明できるか(自分の言葉で)
この3つを満たせば、
基本的に経費にしてOKと考えて大丈夫です。
米農家が経費にできるもの一覧
| 項目 | 経費にできる? | 補足 |
|---|---|---|
| 苗・肥料・農薬 | ◎ | 100%経費 |
| 農機具(鎌・刈払機など) | ◎ | 高額なら減価償却 |
| トラクター・田植機 | ◎ | 減価償却が基本 |
| 乾燥・調製費 | ◎ | JA・業者支払い |
| 軽トラ | ○ | 農業使用分のみ |
| ガソリン代 | ○ | 使用割合で按分 |
| スマホ代 | ○ | 農業使用分のみ |
| 自宅の電気代 | ○ | 按分が必要 |
| 作業着・長靴 | ◎ | 普段着はNG |
| 食事代 | △ | 原則NG |
| 家族への支払い | ○ | 青色申告のみ可 |
よく迷う経費を1つずつ解説
① 軽トラはどこまで経費にできる?
軽トラは経費にできます。
ただしポイントは「使用割合」です。
- 農作業:7割
- 私用:3割
この場合、
👉 車両費・保険・車検・修理費の7割だけ経費
ガソリン代も同じ考え方です。
全部を経費にするのはNGなので注意です。
② スマホ代・通信費は経費になる?
なります 👍
ただし、これも按分が前提です。
- 農業連絡
- JAとのやりとり
- 天気・作業管理
- ブログ・SNS発信
など、農業用途があるならOK。
例えば
- 農業使用:4割
→ スマホ代の40%を経費
「農業でどう使っているか」を説明できれば問題ありません。
③ 自宅の電気代・水道代は?
これも一部なら経費OKです。
- 乾燥機
- 作業場
- 農機の充電
- 農業用パソコン
などに使っている場合、
ざっくり割合で按分します。
細かくやりすぎなくて大丈夫ですが、
「全部経費」は避けましょう。
④ 作業着・長靴・手袋は?
これはかなりわかりやすい経費です。
- 作業着
- 長靴
- 手袋
- カッパ
👉 100%経費でOK
ただし
- 普段着
- 私服としても使える服
これはNGです。
⑤ 食事代・飲み物代は?
原則、食事代は経費になりません。
- 昼ごはん
- コンビニ飯
- 作業中の弁当
これは「生活費」と判断されます。
ただし、
- 作業中の飲み物
- 熱中症対策の飲料
このあたりは、
消耗品費として認められるケースが多いです。
⑥ 家族への支払いは経費にできる?
ここは重要ポイントです。
- 白色申告 → 原則NG
- 青色申告 → OK(青色事業専従者給与)
田植えや稲刈りを
家族に手伝ってもらっている場合、
青色申告にしておくと大きな差が出ます。
高額な農機は「減価償却」が必要
トラクターや田植機など、
30万円以上の高額なものは一括で経費にできません。
- 数年に分けて経費化
- これを「減価償却」と言います
ここは会計ソフトに任せればOKなので、
初心者が深く悩む必要はありません。
経費で一番大事なのは「証拠」
最後に一番大事なことです。
- レシート
- 領収書
- メモ(何に使ったか)
これがあれば、
ほぼ問題ありません。
特に
「これはグレーかも?」
と思う支出ほど、
用途を一言メモしておくのがおすすめです。
まとめ:経費にできるか迷ったらこう考える
まとめです。
- 米づくりに必要・関連していれば経費OK
- プライベートとの共用は按分
- 全部経費はやりすぎ
- 青色申告にすると幅が広がる
- レシート+説明が最強
👉 迷ったら「説明できるか?」で判断


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