米農家がやめたくなる瞬間5選

結論:米農家がやめたくなるのは「失敗」ではなく、想定不足が原因

米農家がやめたくなる瞬間は、努力不足や根性論ではありません。
多くの場合、始める前に想像していた農業と、現実とのギャップが原因です。
逆に言えば、やめたくなるポイントを事前に知っておけば、回避・軽減は十分可能です。


前提:この記事の対象

  • これから米作りを始めたい人
  • 1〜10反ほどの小規模米農家
  • 副業・兼業で米作りを考えている人

大規模専業農家の話ではなく、**「普通の人が始めた場合のリアル」**に絞って書いています。


米農家がやめたくなる瞬間

やめたくなる瞬間主な原因多い時期
① 思ったより利益が出ない収支の甘い見積もり1年目
② 作業がきつすぎる体力・暑さ・泥作業田植え〜夏
③ 天候で全てが狂う自分でコントロール不可毎年
④ 時間が奪われる休日・家族時間の減少通年
⑤ 周囲に理解されない孤独・相談相手不足2年目以降

やめたくなる瞬間①:思ったより利益が出ない

「米は作れば儲かる」と思って始めると、ここで心が折れます。
実際は、機械代・資材費・乾燥調製費が想像以上に重く、初年度は特に利益が残りにくいです。

これは失敗ではなく、初年度は利益が出にくい構造だから。
最初から「1年目は経験値を買う年」と割り切れるかが分かれ道になります。


やめたくなる瞬間②:作業が想像以上にきつい

田植えや稲刈りはイベント感がありますが、
本当にきついのは 夏の管理作業 です。

  • 真夏の草刈り
  • 泥の中での補修作業
  • 暑さ+虫+湿気

ここで「農業=のんびり」の幻想が壊れます。
体力に不安がある人ほど、作業量を増やしすぎないことが重要です。


やめたくなる瞬間③:天候で努力が無駄になる

台風・長雨・高温障害。
どれだけ真面目に管理しても、天候一発で収量が落ちることがあります。

ここで重要なのは、
「農業は自分でコントロールできない要素が多い」と受け入れられるかどうか。
完璧主義な人ほど、精神的にきつくなりがちです。


やめたくなる瞬間④:時間を持っていかれる

米作りは「忙しい時期が集中する」のが特徴です。
その時期は、

  • 休日が潰れる
  • 家族との予定が組めない

副業・兼業の場合、仕事+農業+家庭のバランスが崩れやすくなります。
続けられる人は、最初から「全部は完璧にできない」と理解しています。


やめたくなる瞬間⑤:周囲に理解されない

意外と多いのがこれです。

  • 「そんなに儲からないでしょ?」
  • 「なんでわざわざ農業?」

相談できる相手がいないと、不安は増幅します。
続けられる人ほど、農業仲間や情報源を意識的に作っています。


続かない人の共通点

やめてしまう人には、共通点があります。

  • 最初から完璧を求める
  • 収支を楽観的に考えすぎる
  • 作業量を増やしすぎる
  • 一人で抱え込む

逆に、続いている人は
「細く・無理せず・長く」を最優先しています。


まとめ:やめたくなる瞬間を知っていれば、農業は続けられる

米農家がやめたくなるのは、珍しいことではありません。
大切なのは、やめたくなる瞬間が来る前提で始めることです。

  • 初年度は儲からなくて当たり前
  • きつい時期があるのは普通
  • 天候に振り回されるのも日常

この現実を知った上で始めれば、
米作りは「しんどいだけのもの」ではなく、
自分のペースで続けられる仕事になります。

にじいろ商店

こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。

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