米づくりは本当に儲からない?

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結論:米づくりは「条件次第」で普通に黒字になる

「米づくりは儲からない」と言われることは多いですが、数字を分解していくと、儲からない理由のほとんどは前提条件のズレです。
小規模・自作業中心・コスト管理ができていれば、米づくりは安定した利益を出せる農業だと言えます。


前提:この記事で想定する米づくりの条件

  • 小規模(数反〜10反程度)
  • 自分や家族で作業する個人米農家
  • 全量JA出荷 or 一部直販
  • 高級ブランド米ではない一般的な水稲

いわゆる「大規模・雇用前提・フル機械化」とは切り分けて考えます。


「米づくりは儲からない」と言われる理由一覧

よく言われる理由実際はどうか
米価が安い規模・売り方で大きく変わる
機械代が高い小規模なら共有・中古で回避可能
作業が大変年間で見ると集中型
天候リスクが高い他作物より安定しやすい
補助金がないと無理なくても黒字は可能
時給が低い計算方法が雑
将来性がないやり方次第で継続可能

理由① 米価が安いから儲からない?

確かに米価は昔ほど高くありません。
ただし「1反あたり」で見ると、

  • 売上:約25万円
  • 経費:約8万円
  • 利益:約17万円

という数字は、初心者でも十分に現実的です。
「単価が安い=儲からない」ではなく、反あたり利益で見るべきです。


理由② 機械代が高すぎる問題

フルセット新品前提で考えると確かに厳しいです。
しかし実際は、

  • 中古機械
  • 地域での共同利用
  • 作業委託との併用

で、初期投資は大きく下げられます
「機械を全部買う前提」が、儲からない幻想を生んでいます。


理由③ 作業がきつい・割に合わない

田植え・稲刈り時期は確かに忙しいですが、
年間で見ると作業が集中する農業です。

副業や兼業で成り立つのも、
この「繁忙期がはっきりしている構造」のおかげです。


理由④ 天候リスクが高すぎる?

農業全体で見れば、米はかなり安定した作物です。

  • 水管理で調整できる
  • 台風被害でも全滅しにくい
  • 収量のブレが比較的小さい

露地野菜に比べると、リスクは低めです。


理由⑤ 補助金がないと無理という誤解

補助金があると楽なのは事実ですが、
補助金が前提で赤字な構造は長続きしません。

実際には、
「補助金=利益」ではなく
「補助金=保険」くらいに考えるのが健全です。


理由⑥ 米農家は時給が低い?

よくある失敗が、
作業時間を過剰に盛った時給計算です。

  • 移動
  • 草刈りのついで
  • 待ち時間

まで全部入れると、当然時給は下がります。
実作業ベースで見ると、
極端に低い数字にはなりません。


理由⑦ 将来性がないからやる意味がない?

将来性がないのは「誰でも同じことをやる米農家」です。

  • 規模を無理に拡大しない
  • コスト感覚を持つ
  • 直販・発信を少しずつ試す

この差で、10年後の生存率は大きく変わります。


まとめ:儲からないのは「米」ではなく「考え方」

米づくりが儲からないと言われる理由を見ていくと、
その多くは、

  • 前提が極端
  • 昔のイメージ
  • 数字を見ていない議論

です。

小規模・現実的・数字ベースで考えれば、
米づくりは派手ではないけど堅実な農業だと言えます。

にじいろ商店

こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。

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