農業は天候や価格変動など、予測できないことが多い仕事です。
しかし、初心者でも “失敗しても致命傷にならない仕組み” を作ることはできます。
今回は、僕自身がこれから米づくりを始めるうえで学んだ
リスクを減らす7つの方法 をわかりやすくまとめました。
▶ まず押さえるべき「農業のリスク」を表で整理
| リスクの種類 | 内容 | 初心者がやるべき対策 |
|---|---|---|
| 天候リスク | 台風・長雨・高温 | 排水対策・適切な施肥・作業タイミングの調整 |
| 価格リスク | 米価下落・資材高騰 | 販路の分散・過剰投資を避ける |
| 作業リスク | 失敗・遅れ・技術不足 | 小規模テスト・小面積スタート |
| 設備リスク | 機械購入の負担 | 共同利用・外注・中古の活用 |
| 人的リスク | 情報不足・判断ミス | 多方向からの情報収集 |
この表を見ると分かるように、
初心者でも コントロールできる部分は意外と多い のです。
1. 小さく始める(最強のリスクヘッジ)
何よりも大事なのが 小面積スタート。
- 失敗してもコストが小さい
- 作業に慣れる
- 現金の出入りを把握しやすい
まずは 2〜3反 から経験を積むのが一番安全です。
2. 複数の情報源から学ぶ(1人のやり方を盲信しない)
農家ごとにやり方はバラバラ。
だからこそ 最低3方向 の意見を集めるのが鉄則です。
例:
- JA職員
- 地域のベテラン
- YouTubeや農業メディア
情報分散=判断ミスを減らす仕組み です。
3. 小規模テストで“取り返しがつく”状態にする
農業でよくある失敗は「いきなり全部変える」こと。
- 肥料を変えるなら → 1枚だけ
- 品種を試すなら → 数袋だけ
- 直販を始めるなら → 少量だけ
「テスト → 良かったら広げる」を徹底すれば、
失敗のダメージは最小限にできます。
4. 販路を一本にしない(収入の安定に直結)
JAだけ、直販だけ…はとても危険です。
おすすめの組み合わせは:
- JA ⇒ 安定収入
- 直販 ⇒ 利益率アップ
- 飲食店 ⇒ 毎月の固定売上
- 小口発送 ⇒ リピーター育成
どれかが苦しくても、別の販路で支える仕組みが作れます。
5. 固定費(特に機械の購入)を急がない
初心者が一番やりがちなミスがこれです。
いきなり機械を買うと、リスクが一気に増えます。
- 外注(一番安全)
- 借りる
- 中古
- シェア
これらをフル活用して
「固定費を増やさない農業」 を目指すのが正解です。
6. 天候リスクは“予測”より“準備”で減らす
天気は祈っても変わりません。
だからこそ準備がすべてです。
- 排水をよくする
- 高温対策で施肥を適正に
- 台風前に水位調整
“何が来ても被害を最小限にする”心構えが重要です。
7. 続けられる仕組みをつくるのが最大のリスク対策
農業は長期戦です。
1年の失敗より、続けられなくなること の方が大きなリスク。
だからこそ:
- 無理な面積にしない
- 無理な投資をしない
- 誰かに相談できる環境
- 複数の販路
- 小さなテストの積み重ね
この“続けられる仕組み”が、最大のリスク対策になります。
まとめ:リスクは“避ける”より“コントロールできる”
農業のリスクはゼロにはできません。
しかし、
- 小さく始める
- 分散する
- テストする
- 固定費を増やさない
この4つを意識すれば、
初心者でも安全に農業をスタートできます。

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