結論|1年目は「考えない勇気」が一番大事
米農家1年目で一番やってはいけないのは、先のことを考えすぎることです。
最初から「どれだけ儲かるか」「何反まで広げるか」「直販で勝てるか」を考えても、ほとんど意味がありません。
なぜなら、1年目は
- 思った通りに作業が進まない
- 想定外の出費が必ず出る
- 収量も品質もブレる
この状態で長期戦略を立てても、ほぼズレます。
1年目の正解は「まず1年やり切ること」。それ以外は後回しで問題ありません。
前提|この記事はこんな人向け
- 農業知識ゼロから米作りを始める人
- 小規模(数反〜10反未満)でのスタート
- 福岡県朝倉市のような一般的な平地水田を想定
- 会社員・兼業・脱サラ直後も含む
初心者米農家が最初に考えなくていいこと
| 考えなくていいこと | 理由 |
|---|---|
| 規模拡大のタイミング | 1年目の経験なしでは判断不可 |
| 直販・ブランド化 | 収量と品質が安定してから |
| 高級農機の導入 | 中古・共同利用で十分 |
| 反収の上限 | 最初は平均でOK |
| 時給換算 | 1年目は効率が悪くて当たり前 |
| SNS・発信戦略 | 作業が回らなくなる |
| 完璧な栽培計画 | 天候で必ず崩れる |
考えなくていいこと①|いきなりの規模拡大
「最初から10反・20反やった方が効率がいいのでは?」
これは初心者が必ず考えるポイントですが、1年目は完全に不要です。
理由はシンプルで、
- 作業スピードが読めない
- 機械トラブル時の対応が分からない
- 忙しい時期の体力消耗が未知
まずは回せる規模を知ることが先。
規模拡大は2年目以降で十分間に合います。
考えなくていいこと②|直販・ブランド化の戦略
「JA出荷は安い」「直販で利益を伸ばしたい」
この考え自体は正しいですが、1年目にやる必要はありません。
なぜなら、
- 品質が安定しない
- 数量が読めない
- クレーム対応の余裕がない
直販は「余裕が出てから」が正解。
まずはJA出荷で作ることに集中した方が、結果的に近道です。
考えなくていいこと③|新品・高性能な農機選び
1年目にありがちな失敗が
「どうせならいい機械を…」と考えてしまうこと。
実際は、
- 使用頻度が低い
- 扱い切れない
- 修理や設定で時間を取られる
中古農機や共同利用で十分です。
1年目は“慣れる道具”があればOK。
考えなくていいこと④|反収を最大化すること
「17俵じゃ少ない?」「20俵を目指すべき?」
これも1年目では不要な悩みです。
初心者がやるべきは、
- 大失敗しない
- 病害虫を出さない
- 倒伏させない
反収は平均点で合格。
高収量は経験を積んでからで問題ありません。
考えなくていいこと⑤|時給換算・効率
1年目の作業は、
- 無駄が多い
- 遅い
- 手戻りが出る
これは普通です。
1年目から時給を気にすると、確実に心が折れます。
効率は2年目以降に自然と上がるので、最初は気にしなくてOKです。
考えなくていいこと⑥|SNS・発信・情報収集しすぎ
情報発信は確かに大事ですが、
1年目にやりすぎると
- 作業時間が削られる
- 他人と比べて焦る
というデメリットがあります。
まずは
「自分の田んぼを見る時間」を最優先にしましょう。
考えなくていいこと⑦|完璧な計画
米作りは
- 天候
- 水
- 病害虫
で簡単に予定が崩れます。
最初から完璧な計画を立てる必要はありません。
大事なのは、
「ズレた時に立て直す経験」を積むことです。
まとめ|1年目の目的は「成功」ではなく「完走」
初心者米農家の1年目は、
儲ける年でも、広げる年でもありません。
- まず1年やり切る
- 大赤字を出さない
- 作業の流れを体で覚える
これができれば大成功です。
考えなくていいことを減らすだけで、
米作りはぐっと楽になります。
2年目に考えることは、1年目が終わってからで十分です。
こんにちは。
高校卒業後、10年の土木経験を経て28歳で独立。
大好きだった祖母が残した田んぼを継ぎたいと思い31歳から兼業で米農家の道へ。
農業知識0から米農家へ、どんなものがたりが待ち望んでいるのか。
毎日楽しみながら投稿してます。


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